マインドフル瞑想について
マインドフルネス瞑想とは
マインドフルネスとは「いまここ」を五感で感じることにより、混乱した思考で一杯の脳の負担を軽減しようとするものです。
人間は無意識のうちに過去や未来のことを常に考えています。
過去のことをくよくよと考えリプレイしたり、まだ起きてもない未来のことを不安に思い続けたり。
ネガティブな思考は慢性化しやすいので非常に厄介で、脳も大きく疲弊しています。
脳は体重のうち2%の重さしかない一方、全身が必要とする全エネルギーのうち20%も消費してます。
疲れが抜けない、集中力が続かない・・・という人の多くは体よりも脳が疲れてしまっている可能性があります。
そんな脳疲労に有効なのが瞑想だと言われています。
(ただ瞑想はマインドフルネス状態になるためのメジャーなツールの一つで、人によっては料理やランニングでも「いまここ」を感じきることができれば同様のツールになります。)
当サロンでは宗教色の強い瞑想と区別するため「マインドフルネス(になるための)瞑想」としています。
マインドフルネス瞑想の効果
自律神経(交感神経と副交感神経のバランス)が整うので以下の効果が見られるようです。
・精神の安定
・睡眠ホルモンのメラトニンの増加(眠りにつきやすくなる)
・リラックス効果
・内的確信、自己信頼の向上
・ストレス軽減
・自己抑制がきくようになる。
・共感力を高める
・集中力の向上
・免疫機能の向上
・暴飲暴食の抑制
・高血圧、心臓病や慢性の痛みにも効果があることが証明されています。
*マインドフルネスとは
仏教の瞑想に西洋の心理学が足された宗教色のない瞑想法です。世界的大企業にもその効果が注目され採用されています。
当サロンでは頭蓋骨調整前に5分ほどのプチマインドフルネス瞑想を取り入れています。
施術後のお抹茶について
日本で800年以上前から愛されているお抹茶が最近では世界的にブームで、今では”Matcha”という言葉で通じるほどで、「和のスーパーフード」としてとても人気です。
一服のお抹茶には、身体や心に、さまざまな恵みをもたらす力があります。
お抹茶の効果
古くは仏教と共に茶を日本に広めた栄西禅師によって、1121年に「喫茶養生記」で、抹茶のからだへの働きが記されていて、当時の上流階級の貴族や武士、僧侶の間で薬の一種として考えられ、「長寿の妙薬」とされていたほどです。
抹茶に含まれる成分を挙げますと、旨味成分でもあるテアニンという成分には、興奮を鎮めて緊張を和らげるリラックス効果があります。
タンニンには抗酸化作用が、カフェイン※には集中力を高める効果・利尿作用など、ビタミンA・B1・B2・C・Eなどのビタミン類には美肌効果があり、テアニンには睡眠改善効果やPMS(月経前症候群)の緩和効果、カテキンには代謝アップ効果、その他カルシウム・鉄分・カリウムなどのミネラル、食物繊維・ナイアシン・葉酸、なども含まれています。
茶道を長年楽しんでお稽古されておられる、年配の先生方のお肌がきれいで、若々しく凛といらっしゃるお姿からも、お抹茶の効果が窺えます。
(※お抹茶にはカフェイン・タンニンという成分が含まれていますが、一般的に1日3杯程度なら問題ないと言われています。)
施術後にお抹茶をお出しする意味
栄養成分的にも効果的な上に、当サロンでは前述にある「マインドフルネス」にも効果的ととらえ、施術後のお客様にお出ししています。
お茶碗のぬくもりを手のひらで感じ、
柔らかな優しいお抹茶の香りを嗅ぎ、
お抹茶の色・泡立ちを目でも楽しみ、
一口ごとに変化するお抹茶の甘味や苦味などをゆっくりと味わう。
施術後 五感を研ぎ澄ましてお抹茶を召し上がることで、施術で整ったひとつひとつがスーッと繋がる感覚を味わっていただけます。
全身トータルケアのお客様には「目の前のたったおひとりのお客様のために、心をこめて、精一杯のおもてなしを」の想いを大切に、あなただけのためにお抹茶をお点ていたします。
お抹茶の香り、甘味の後に広がるお抹茶の苦味に集中していただくことで、さらに心も頭も浄化されていくことでしょう。
ご自身の日常生活に戻られたときに、身体だけでなく整った心を持っていただくことで、お客様自身が日々を心地よく快適にお過ごしになれますように。
さらにはお客様の周りの大切な方たちにも、すてきな笑顔が溢れ、幸福の連鎖に繋がりますようにと、心から願っております。
監修・アドバイザー
紺野忠彦(瞑想・Yoga講師)
紺野香織(お茶と着物と瞑想のおけいこサロン「和のエレガンス」主宰)